
|
●ルクレール:ヴァイオリン協奏曲ヘ長調 作品7-4 |
| 松原勝也は変幻自在なヴァイオリニストだ。4月のコンサート〈松原勝也プラス・・・〉では、一癖も二癖もある達人たちを相手に、スリリングな超セッションを展開した(このコンサートの詳細はこちら)。 コダーイの二重奏曲を共演したチェロの安田謙一郎は、「この曲を弾くのはなんだか恥ずかしい」と言いつつ、触れると火傷しそうな熱い演奏を聴かせ、"馬が合う"関係のクラシックギターの福田進一と、ジャズの領域をベースとする渡辺香津美、というまったく個性のちがうギタリストたちは、松原に刺激的な"バトル"を仕掛け、松原に渡辺と福田が絡む渡辺の曲「ネコビタンX 赤玉」を、舞台袖で聴きながら踊っていた高橋悠治は、ほとんど踊ったまま、J.S.バッハのヴァイオリンソナタのチェンバロを弾いていた・・・。 多種多彩なアーティストたちとの共演で、万華鏡のような魅力を放った松原勝也のもとに、今回は、彼の音楽の言葉を体感しようという野心に燃えた、次代を担う若い弦楽器奏者たちが集まった。松原は彼らに何を伝えようというのか、彼らはどんなことを感じるのか、そして"ネクストジェネレーション"は21世紀を生きる糸口をどのように見つけるのか・・・。〈松原勝也プラス・・・ 2003〉のステージがその瞬間をとらえる現場となる。 |
|
||||||
| 松原勝也(ヴァイオリン・指揮) クライスラー国際コンクールなど世界の主要コンクールで上位入賞を果たし、1989〜99年新日本フィルハーモニー交響楽団コンサートマスターに就任。1998-2000年に全6回の無伴奏リサイタルを成功させた。《さいたまアーツシアタークァルテット(SATQ)》を結成し、2000年から始まったベートーヴェン弦楽四重奏曲全曲シリーズは、好評のうちに終了、2004年からは、ハイドン・モーツァルト・シューベルト[HMS]シリーズ開始予定。バッハから現代音楽まで幅広いレパートリーはもち、ヨーヨー・マをはじめ世界的な演奏家と共演するほか、ジャズ・ミュージシャンとのコラボレーションなど、常に既成の音楽観に一石を投じる活動を展開している。東京芸術大学助教授。 |