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■フォルテピアノの異才インマゼールが帰ってくる―――
5年ぶり、待望のソロリサイタル
《ジョス・ファン・インマゼール/若き日のベートーヴェン》
−フォルテピアノによる初期ソナタ集 
2003年5月31日(土)7時開演

★全指定席:一般4000円 ペアチケット7500円 学生2000円
*ペアチケット・学生券はホール直接のご予約のみとなります。
*学生券は当日座席指定となります。

●ベートーヴェン:ソナタ第1番へ短調作品2-1
                        ソナタ第2番イ長調作品2-2
                        ソナタ第3番ハ長調作品2-3
                        ソナタ第4番変ホ長調作品7

過去の日本公演で、オール・モーツァルト、シューベルト最後の3つのソナタなど、数々の名演を残しているジョス・ファン・インマゼール、5年ぶりの日本でのソロリサイタルが実現する。
近年は、アニマ・エテルナ・オーケストラを率いての指揮者としての活動が活発で、シューベルト交響曲全集やヨハン・シュトラウス2世のワルツやポルカ、マーチを集めたCDなど、つねに話題を巻き起こしているが、ここにきて、日系の古楽ヴァイオリン奏者、ミドリ・ザイラーとの共演で、モーツァルトのヴァイオリン伴奏付きのピアノソナタとヴァイオリンソナタ集を発表。フォルテピアノ奏者としての活動を待ち望んでいたファンへの朗報となった。
今回のソロリサイタルでは、ベートーヴェンが20代の頃に書いたピアノソナタ4曲をフォルテピアノで演奏する、という、これもまたインマゼールだからこそのプログラム。使用するフォルテピアノは、ニュルンベルクのゲルマン博物館所蔵の楽器(1795年頃)をもとに、クリストファー・クラークが制作したワルター・モデル(1994年)で、フォルテピアノ・チェンバロ奏者として活躍する小島芳子氏所蔵の楽器である。
ハイドンに捧げられた作品2の3つのソナタ(第1〜3番)、そして、初期の作品としては構成の大きさや力感をもつ作品7(第4番)といった1曲1曲に映し出される若き日のベートーヴェンが、インマゼールの弾くピアノフォルテから紡ぎだされる音色でどんな表情を見せてくれるのか、その響きに津田ホールはどのように答えるのか、真に味わう悦びのときが待ち遠しい。

ジョス・ファン・インマゼール(フォルテピアノ)
Jos van Immerseel, fortepiano
1945年ベルギー・アントワープ生まれ。1973年パリ国際チェンバロ(クラヴサン)コンクール優勝で一躍世界の楽団の注目を集める。ソロ活動に加え、クイケン兄弟、アンナー・ビルスマ、ルネ・ヤーコプス、ラ・プティット・バンド、コレギウム・ヴォカーレ・ゲント、オランダ室内オーケストラなどと共演。1985年、自ら結成した室内アンサンブル「アニマ・エテルナ」の弾き振りを始めるなど精力的な活動を展開。1984年日本デビューし、フォルテピアノ、チェンバロ、オルガンなど歴史的鍵盤楽器を巧みに弾き分ける演奏に話題が集まった。
1991年にはモーツァルトのピアノ・ソロ連続リサイタルとベートーヴェン・プロで、同10月には手兵《アニマ・エテルナ・オーケストラ》(先述のアニマ・エテルナが発展したもの)を率いて来日。モーツァルトのピアノ協奏曲全曲をフォルテピアノとオリジナル楽器で連続演奏し絶賛を博す。1997年のシューベルト・イヤーに向けて交響曲全集を録音、1999年にシューベルト「未完成」とベートーヴェン「運命」や「田園」ほか、という曲目での来日ツアーを行なった。2003年には、新しくオープンするブルージュのコンサート・ホールのレジデンス・オーケストラになる事が決まっている。
インマゼールは、これまでにアクサン、チャンネル・クラシックス、ソニーなどに80にも及ぶレコーディングを行なっており、2002年よりジグザグ・テリトワール・レコードのアニマ・エテルナ・コレクションの芸術監督を務めている。
現在は、アニマ・エテルナ・オーケストラとの演奏会が多い一方で、ベルリン古楽アカデミー、ウィーン・アカデミー、プラハのムジカ・フロレアなどの客演指揮者としても活躍。また、モンテヴェルディ、パーセル、ハイドンなどのオペラの指揮も行なうなど、指揮活動が中心だが、一方、自ら演奏するための歴史的鍵盤楽器の収集を継続して行なっている。

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