★好評前売中!
チケットのご予約はこちらから

【開館15周年記念コンサート】
■イタリア・バロックの曙、"カンタービレ"の復権
《エンリコ・ガッティ&アンサンブル・アウロラ》
豊穣なるイタリア、ヴァイオリン音楽の誕生 
2003年10月10日(金)7時開演

★全指定席:一般5000円 ペアチケット9000円 学生3000円
*ペアチケット・学生券はホール直接のご予約のみとなります。

多くのヴァイオリンの名器が生まれた17世紀イタリア。
豊かな色彩、強烈なコントラスト、大胆な構成−−−
バロック精神と声の響き(suono vocalino)からインスピレーションを得た
ヴァイオリン音楽の原点と真髄を至宝エンリコ・ガッティで聴く。


ヴァイオリンがこの世に産声をあげたのは16世紀イタリアのクレモナ。アンドレア・アマティやストラディヴァリといった製作者の銘器がつぎつぎに誕生した17世紀には、新しい楽器の表現の可能性を切り開く、野心と意欲に満ちた音楽、そして"人の声"を楽器演奏の理想としていた時代の美意識から生まれた"カンタービレ"に溢れた瑞々しい珠玉の小品が作られました。この時代は同時にグイド・レーニ、カラヴァッジョ、そしてグエルチーノの時代であり、豊かな色彩、明暗のコントラスト、大胆なデザインなど、これらの名画家たちと共通の美意識から生まれた音楽でもありました。 イタリア・ラテン語圏の「suono vocalino」(声の響き)からインスピレーションを得たヴァイオリン音楽の原点と真髄を、イタリア・バロックの至宝エンリコ・ガッティとそのアンサンブル「アウロラ」(ギリシャ神話の曙の女神)の、深い造詣と共感に満ちた演奏でお楽しみください。

ヴァイオリン音楽の誕生

●フォンターナ:三声のソナタ第15番 
GIOVANNI BATTISTA FONTANA (XVI-XVII secolo)
Sonata XV a 3: doi violini e fagotto ("Sonate a 1,2,3...", Venetia 1641) 

●デ・セルマ:二声のカンツォン第1番
BARTOLOMEO DE SELMA Y SALAVERDE (XVI-XVII secolo)
Canzon I a 2, soprano e basso ("Canzoni, Fantasie et Correnti, libro I", Venetia 1638)

●スカラーニ:三声のソナタ第18番“ラ・ノヴェッラ”
GIUSEPPE SCARANI (I meta XVII secolo)
Sonata XVIII a 3 sopra "La Novella" ("Sonate Concertate" op.I, Venetia 1630)

●ビオアジオ・マリーニ:三声のバッレット“イル・ゾンティーノ”/ソナタ第4番
BIAGIO MARINI (ca. 1587-1663)
"Il Zontino", Balletto a 3 ("Affetti Musicali" op. I, Venetia 1617)
Sonata IV a violino solo "per sonar con due corde" ("Sonate, symphonie… e retornelli" op. VIII, Venetia 1629)

●フレスコバルディ:パッサカリアによるヴァリエーション
GIROLAMO FRESCOBALDI (1583-1643)
Varie partite sopra Passacagli ("Toccate d'intavolatura di cimbalo et organo…libro I", Roma 1637)

●ロニョーニ:パレストリーナの『美しきかな、愛するもの』によるディミニューション
FRANCESCO ROGNONI (XVI-XVII secolo)
"Pulchra es amica mea", mottetto di G.P.da Palestrina diminuito a canto solo da Francesco Rognoni (1620)

●カステッロ:三声のソナタ第9番
DARIO CASTELLO (XVI-XVII secolo)
Sonata IX a 3: due violini e fagotto ("Sonate Concertate in stil moderno, libro I", Venetia 1629)

●ビオアジオ・マリーニ:三声のアリア“ラ・ソランツァ”/三声のソナタ“ラ・フォスカリーナ”
BIAGIO MARINI (ca. 1587-1663)
"La Soranza", Aria a 3
"La Foscarina", Sonata a 3 con il tremolo ("Affetti Musicali" op. I, Venetia 1617)

●ベルトーリ:ソナタ第7番(フォゴット独奏)
GIOVANNI ANTONIO BERTOLI (I meta XVII secolo)
Sonata VII a fagotto solo ("Compositioni Musicali", Venetia 1645)

●フォンターナ:三声のソナタ第17番
GIOVANNI BATTISTA FONTANA (XVI-XVII secolo)
Sonata XVII a 3: doi violini e fagotto ("Sonate a 1,2,3...", Venetia 1641)

●ウッチェリーニ:ソナタ第8番
DON MARCO UCCELLINI (ca.1610-1680)
Sonata VIII a violino solo ("Partitura delle Sonate Over Canzoni…" op. V, Venetia 1649)

●レグレンツィ:三声のソナタ第8番"ラ・ヴァルヴァソーナ"
GIOVANNI LEGRENZI (1626-1690)
Sonata XIII a 3 "La Valvasona" ("Sonate a 2 & 3, libro I" op.II, Venetia 1655)

●ベルターリ:三声のソナタ第8番
ANTONIO BERTALI (1605-1669)
Sonata VIII a 3 ("Prothimia suavissima…" op. post., Leipzig 1672)

●カステッロ:三声のソナタ第10番
DARIO CASTELLO (XVI-XVII secolo)
Sonata X a 3: due violini e fagotto ("Sonate Concertate in stil moderno, libro II", Venetia 1644)


エンリコ・ガッティ(ヴァイオリン) Enrico Gatti, violino
1955年イタリアのペルージャに生まれたエンリコ・ガッティは、17、18世紀におけるヴァイオリンのレパートリーに力を注いでいる。ジュネーヴ音楽院でキアラ・バンキーニに師事し、バロック・ヴァイオリンのディプロマを獲得、その後デン・ハーグ王立音楽院でシギスヴァルト・クイケンの指導を受けた。ヨーロッパ、カナダ、アメリカ、ロシア、日本そしてオーストラリアで演奏を行い、世界的に活動を展開する古楽アンサンブル、「ラ・プティト・バンド」「アンサンブル415」「コンチェルト・パラティーノ」「エスペリオンXX」などと共演、「レザール・フロリサン」「レ・タラン・リュリク」「タヴァナー・コンソート」「キングズ・コンソート」などのコンサートマスターも務めている。  1986年にイタリアで「アンサンブル・アウロラ」を結成し、その音楽監督を務めている。仏独ハルモニア・ムンディ、アクサン、リチェルカーレ(ベルギー)、フォニト・チェトラ、タクトゥス、シンフォニア(イタリア)、アルカナ、アストレ(フランス)、グロッサ(スペイン)等に活発な録音を行い、1993年と1998年に《アントニオ・ヴィヴァルディ賞》を受賞、《ディアパソン・ドール》もしばしば獲得。1999年からは、ウッチェリーニの《聖母マリアの夕べの祈り》とF.A.ボンポルティのコンチェルト作品11でヴァージンへの録音をスタートした。  近年では後進の指導にも力を入れており、今日までトゥールーズ音楽院、ジュネーヴ音楽院、バーゼル・スコラ・カントゥルムのバロック・ヴァイオリン科の教授を務め、現在ではデン・ハーグ王立音楽院とミラノ市立音楽院の古楽研究センターで教えている。  また、ブリュージュ(1993年)、ブレシア(1995年)、ロヴェレート(1997,98年)の国際古楽コンクールの審査員を務め、1997年からはウルビノ古楽祭、モデナの Grandezze & Meraviglie della Musica Estense 音楽祭の音楽監督を務めるなど、イタリアを代表するバロック音楽のスペシャリストとして指導的な立場を確立している。


【アンサンブル・アウロラ】Ensemble Aurora

クラウディア・コムス(ヴァイオリン) Claudia Combs, violino 

エレーナ・ビアンキ(ファゴット) Elena Bianchi, fagotto  グイド・モリーニ(オルガン&チェンバロ) Guido Morini, organo & cembalo


コンサート情報トップに戻る
ホットニュースに戻る