ディオティマ弦楽四重奏団
Quatuor Diotima
1996年、パリとリヨンの国立高等音楽院において一等賞を得て卒業したメンバーで結成。
パリ国立音楽院第三課程(大学院課程)でジャン・シュレム氏に師事、卒業後はパリのカルテット養成団体「プロカルテット」の奨学生としてラサール四重奏団のワルター・レヴィン、アルバン・ベルク四重奏団に師事し研鑚を重ねた。
1998年、カール・クリングラー国際弦楽四重奏コンクール(ベルリン)第3位、1999年パリ・FNAPEC室内楽コンクール第1位文化庁賞受賞。2000年ロンドン国際弦楽四重奏コンクール現代音楽最優秀演奏者賞受賞。
ハイドンから明日書かれる作品まで幅広いレパートリーを持つが、ノーノ、クセナキス、リゲティなどの現代音楽の演奏には、特に定評があり、ファーニホウ、ラッヘンマンをはじめとする現代作曲家やパリ音響研究所(IRCAM)の信頼を得て、共同制作、初演も多い。
これまでにベルリン芸術週間でフィルハーモニー・カンマーザールで演奏したのをはじめ、ブリュッセル(アルスムジカ)、ベルリン三月音楽祭、チューリヒ、リスボン(グルベンキアン)、ストラスブール(ムジカ)、カラカスなどの現代音楽祭に招待されたほか、パリでは、フェスティバル・ドートンヌ(パリの秋音楽祭)、ラジオ・フランス現代音楽祭(プレザンス)、IRCAM(アゴラ音楽祭), パリ音楽都市、ルーヴル、オルセーの各美術館の室内楽シリーズなどに出演。
2004年は、ベルリン芸術週間、パリ・アゴラ音楽祭、ストラスブール・ムジカ音楽祭へ再演するほか、南西ドイツ放送局主催のロッテンブルク音楽祭、ドルトムント室内楽シリーズ、フィンランド・クフモ音楽祭への出演、南米ツアー、などを予定し、なかでもイギリスの重鎮作曲家ハリソン・バートウィッスルの室内オペラの新プロジェクトの中核として、イギリス・オールドバラ音楽祭を始め、ブレゲンツ、ロンドンなどで演奏する予定。
CDは、フェルドマン作品(米MODE)、ノーノ、ラッヘンマン作品(仏ASSAI)などが出ている。後者はフランスの音楽雑誌「ディアパゾン」で特に優れた新人の録音に贈られるDiapason
Decouverte 賞を得たほか、「Nouvel Observateur」 誌、日刊紙「Liberation」など一般紙各紙でも絶賛を得た。
「ディオティマ」の名は、ルイジ・ノーノの弦楽四重奏曲のタイトル「断章、静寂、ディオティマへ」に由来。ディオティマとはプラトンの「饗宴」、ドイツの詩人ヘルダーリンの「ヒューペリオン」に登場するヒロインの名である。
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