■二期会ゴールデンコンサート in 津田ホール 2006/'07 Season〈全4回〉

Vol.16 メノッティ『電話』&アメリカ・イギリスの歌曲
2007年2月24日(土)午後4時開演

菊地美奈(ソプラノ)萩原 潤(バリトン)山田武彦(ピアノ)

期待高まるソプラノ菊地美奈、気鋭のバリトン萩原潤の『電話』と
新鮮な感性をたたえたアメリカやイギリスの歌曲を愉しむ春の宵


●メノッティ:オペラ「電話」
●バーバー:"軍勢がこの国に"
●ボルコム:「キャバレーソング」より"ジョージ"
●クィルター:「3つのシェイクスピア歌曲」"来たれ、死よ""ねえ、僕の恋人""吹け、吹け冬の風" ほか

メノッティの『電話』
ベンはルーシーのアパートを訪ねてきて愛を告白しようとするが、運悪く女友達から電話がかかりルーシーは長電話を続ける。ベンは気が気でないが、電話が終わってやっと切り出そうとすると今度は間違い電話が。再びベンが話そうとしてもいろいろ邪魔が入る・・・。ベンは部屋から飛び出て、「外から電話をかける」ことでついにルーシーに・・・。
1947年に初演されたこの『電話』は、作曲家のもう一つの代表作『霊媒』と同時上演するため作曲された。スマートで軽快な音楽にのせて洗練された二人のやりとりが展開される。

菊地美奈/きくち みな(ソプラノ)
東京芸術大学卒業。同大学院修了。二期会オペラスタジオ第43期修了時に優秀賞、奨励賞を受賞。「新しい声'99コンクール」アジア代表及びドイツ本選に入賞。ベルヴェデーレ国際声楽コンクール日本代表。オペラでは『椿姫』『ボエーム』『フィガロの結婚』『コジ・ファン・トゥッテ』『トゥーランドット』、R.シュトラウス『カプリッチョ』等ヒロイン役を数多く演じてきた。99年サイトウキネン・フェスティバル松本において、ベルリオーズ「ファウストの劫罰」“天の声”を小澤征爾氏に抜擢される。また新国立劇場では『魔笛』パミーナ役をはじめ『リゴレット』『ナブッコ』『ヘンゼルとグレーテル』『ジークフリート』等に出演、注目を浴びる。二期会公演では2001年『こうもり』イダでデビュー。02年『ポッペアの戴冠』タイトルロールで艶やかな演唱で魅了した。また06年4月ハンブルク州立歌劇場と二期会の共同制作『皇帝ティトの慈悲』セリヴィーリアでは、コンヴィチュニーの演出意図を見事に表現し満場の聴衆から喝采を浴びた。多彩で柔軟な音楽性を生かしてオペレッタのレパートリーも多く、メラニー・ホリデーの代役としてウィーン交響楽団アンサンブルと共演。セルフプロデュースによるオペレッタアリア集CD「熱きくちづけ」発売中。二期会会員。

萩原 潤/はぎわら じゅん(バリトン)
東京芸術大学卒業。同大学院修了。二期会オペラスタジオ修了時に優秀賞受賞。平成15年度五島記念文化財団オペラ新人賞受賞。文化庁派遣芸術家在外研修員、五島記念文化財団奨学金を通して、ベルリンで学ぶ。2000年よりベルリン音楽大学「ハンス・アイスラー」の大学院で学び、03年1月Konzert-Examenを最優秀の成績で取得。おれまでベルリン、ブランデンブルク、バーデンバーデン、ラインスベルクやハイデルベルクなどドイツを中心にヨーロッパの様々な地域で活動している。国内においては02年に二期会創立50周年記念『ニュルンベルクのマイスタージンガー』の大役ベックメッサーで出演を果たした。その後、新国立劇場・二期会共催『ナクソス島のアリアドネ』ハルレキン、二期会・新国立劇場協力公演『魔笛』(実相寺昭雄演出)パパゲーノ、東京二期会公演鈴木雅明指揮オペラ『ジュリアス・シーザー』、『ラ・ボエーム』ショナールなどで出演、安定した歌唱で好評を得ている。また、1994年よりバッハ・コレギウム・ジャパンのメンバーとして数多くのコンサート、録音に参加。伊藤亘行、多田羅迪夫、H.レー、C.マイヤー、H.ポール、E.ショルツの各氏に師事。歌曲分野においてM.ウルヴァノビッチ、W.オルベルツ、また、古楽をP.コーイに師事。06年9月東京二期会公演『フィガロの結婚』(宮本亜門演出)伯爵で出演。二期会会員。

山田武彦/やまだ たけひこ(ピアノ)
東京芸術大学大学院にて作曲を学んだ後、仏政府給費留学生としてパリ国立音楽院入学。ピアノ伴奏科を首席で卒業。帰国後ピアノ伴奏の名手として、的確でおおらかなアンサンブル、色彩豊かな音色でのサポートに、声楽、器楽ジャンルを問わず多くの演奏家から厚い信頼をよせられている。傍らソロ活動にも積極的に取り組んでおり、リサイタルのファンも多い。コンサートシリーズの企画を通し、編曲や民族音楽、自身の新作を結びつけるなど、その才能をあますことなく発揮、常に新しい音楽表現の可能性を模索している。



*やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容が一部変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。