
| 高橋悠治は、「バッハはもういい」と言った。 安田謙一郎は安田謙一郎そのものだ。 渡辺香津美は軽やかにギターを手放した。 福田進一は舞台で変身する。 そこにいる、ただそれだけで音楽が現れる異能の人達。 これまで彼らとステージ上で過ごした時間の一瞬一瞬が 私の人生における特異点として輝いている。 では5人が出会うこの新しい座標(4月6日)を 一体どう形容すればよいのか。 まずは誘(いざな)われるままに彷徨(さまよ)ってみたいと思う。 ―――――まつばらかつや |
| @1989-99年新日本フィルハーモニー交響楽団でコンサートマスターを務めた。 A1998-2000年に全6回の無伴奏リサイタルを成功させた。 B2000年から《さいたまアーツシアタークァルテット(SATQ)》でベートーヴェン弦楽四重奏曲全曲シリーズを続けている。 C高橋悠治との刺激的な共演を愛している。 D安田謙一郎は天才だ、と思っている。 E渡辺香津美や福田進一とはツーカーの仲だ。 F東京芸術大学助教授として学生たちに恐れられている。 G津田ホールでのコンサートではこんな曲を演奏する。↓ |
| 【+高橋悠治】J.S.バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ BWV1020 【+福田進一】サラサーテ:アンダルシアのロマンス/イベール:寓話、間奏曲 【+安田謙一郎】コダーイ:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲 【+高橋悠治】シェーンベルク:ファンタジー 【+渡辺香津美】渡辺香津美:トチカ2000/ピアソラ(渡辺香津美編):リベルタンゴ 【+渡辺香津美+福田進一】渡辺香津美:ネコビタンX赤玉 【+高橋悠治+安田謙一郎】J.S.バッハ:ヴァイオリンとコンティヌオのためのソナタBWV1021 *ちらし等でご案内している演奏曲目から、太字部分が変更となっております。あらかじめご了承ください。 |
![]() |
高橋悠治(たかはしゆうじ) 60年代は現代音楽のピアニストとして活動、コンピュータによる作曲、中近東やアジアの伝統音楽文化研究。70年代はアジア民衆の抵抗歌をうたう「水牛楽団」を結成。80年代は即興演奏、コンピュータによる作曲プログラムや生演奏。90年代は和楽器によりながら、手のうごきと声の色に関心をもつ。さて、2000年代は・・・。 |
![]() |
安田謙一郎(やすだけんいちろう) ソリストとしての活動はもちろん、1986年に結成した安田弦楽四重奏団を中心に室内楽に力を注ぎ、80におよぶハイドンの弦楽四重奏曲全曲演奏、ベートーヴェン年代順室内楽作品の演奏会など貴重なコンサート活動を続け、第一人者として高い評価を得ている。 |
![]() |
渡辺香津美(わたなべかづみ) 天才ギタリストとして誕生し、ジャズ・フュージョン界のスーパーギタリストの名を超えて、松原や福田をはじめとするクラシックの演奏家との共演にも積極的。音楽を中心に、映像や舞台、空間、イベントプロデュースなど、その活動は留まるところを知らない。 |
![]() |
福田進一(ふくだしんいち) 現在のギターのレパートリーのほとんどは彼が最初に日本に紹介した、といっても過言ではない。19世紀ギター音楽の再発見から現代音楽、そしてさらにジャンルを超えてボーダーレスな活動を展開。ギタリスト“Fukuda”の名は世界的な評価を獲得している。 |